Roux Method - F2Bの基準面について

基準面についてよく聞かれます。聞かれなくてもツイッターで議論になります。
単色、デュアル、側面(LR)固定…
あるいはCN。

最初にお断りします。この記事では、「これかこれにしておくと損はしないよ。これにすると損をするよ」と言うことは言えますが、「これにしたらOK!!」と言うことは言えません。筆者の実力が足りないからです。すみません。

この記事はとても長いのでまず最初に結論から言います。
側面固定とCNだけはやめておいたほうがいいです。
単色もしくはデュアルがいいです。世界を見る限り、恐らくはデュアルがいいのでしょう。


以下、特記がない限り、色はD面色のことであり、側面色はフリーだという前提になります。
また、配色は世界標準配色となります。その他の配色の方は適宜読み替えてください。


単色:
基準にする色は、CFOPで一番得意としていたクロス色と同じにするのがいいでしょう。白の人が一番多いです。
インスペクションでは4パターンの中から揃える箇所を選ぶことになります。

デュアル:
デュアルにする場合、二個目の色は単色の基準面の対面色を使います。白の人なら黄色です。
世界的にはこのデュアルが主流です。
インスペクションでは8パターンの中から揃える箇所を選ぶことになります。

側面固定:
文字通り、側面を固定します。白Dの場合は赤オレンジ、もしくは青緑で固定します。やっている人が少ないので実態は定かではないですが、筆者が知っている側面固定ではやいRouxer2人は状況によって側面がスワップします。A色がやりにくかったらB色をやると言う感じです。2人ともD面色は固定しています。
インスペクションでは2パターンの中から揃える箇所を選ぶことになります。側面を完全固定してスワップしない人の場合は1パターンになります。

CN:
一切固定しません。
インスペクションでは24パターン?の中から揃える箇所を選ぶことになります。



■考察
最初に世界の公式Sub9しているRouxerの基準面を上げます。

Kian Mansour (6.52):白黄デュアル

Alexander Lau (7.37):白黄デュアル

Kaijun Lin (7.54):赤D白黄LR

Vincent Wong (7.73):白黄デュアル

Austin Moore (8.22):赤D白黄LR

Kavin Tangtartharakul (8.72):白黄デュアル

Artur Kristof (8.86):白D?

Iuri Grangeiro (8.87):白黄デュアル

Tomoya Yamashita (8.99):白D

筆者は白単色です。これは拘りがあってこうしているわけではなく、ただ単にデュアルを身につけることが出来なかっただけです。多分今後身につけることも出来ないでしょう。
実は、単色でも99%は対応可能です(出典:Cube Voyage:Roux methodでsub10を目指す人へ)。

デュアルのメリットを考えてみましょう。
なぜデュアルにするのか。単色で対応できないパターンに対応できるから?実は、筆者体感ですが、単色で対応できないパターンは、デュアルでも相当めんどくさい場合が多いです。
デュアルの本当のメリットは、そのパターン数にあります。単色よりもラッキーパターンが来る確率が上がります。デュアルにすることで単色よりも多くの「ラッキーパターン」に対応できるようになります。ですが、一つ問題があります。単色からデュアルにすることでパターン数が倍になりますが、単純計算でインスペクションにかかる時間も2倍になります。一個一個のパターンに時間をかけていたら、15秒以内に終わりません。
トップ層のRouxerはぱっと見ただけでFBを読むことが出来ます。彼らは複数のパターンを読んで一番いいパターンを選んでいるのです。デュアルはFBを高速に読むことができる場合にその真価を発揮します。
勿論単色でも複数のパターンを読んで一番いいのを選びます。これは読む速度の問題です。

デュアルはできて得はすれど損はしません。はやいうちから練習しても問題ないと思います。具体的には18~16秒ぐらいからかな?できるようになっておいた方がいいです。筆者みたいに「やらなくていーや\(^ω^)/」とか言って慢心して、Sub10してから慌てて練習して結局身につけられないとかそういう悲惨なことにはならないようにしましょう。

なぜCNはダメなのか:
パターン数の多さがデュアルのメリットなら、CNはもっといいはず…そう思うかもしれません。
CNはパターン数が多すぎます。デュアルよりさらに三倍多いです。24パターンから15秒で取捨選択できる人はいないでしょう。
それに、デュアルにした時点であらゆるスクランブル状態の揃っているところほぼ全てが使用可能になります。
RouxのCNは労力に見合わないのです。
が、これは今現在の話で、もしかしたら将来CNを使いこなすはやいRouxerが現れるかもしれません。


余談 赤D白黄LRについて:
実は、創造神Roux氏の考え方ですと、Roux Methodは「白と黄色を基準にして左右にブロックを作る」解法でした。ですが、これだとCFOPから移行する際に敷居が高すぎます。なので、現在はD面を基準にする考え方が主流なのです。LR基準で判断してたらF2Lの判断が一切使えませんしね。
Roux氏は赤Dでした。同じく赤DのKaijun LinとAustin Mooreは、Roux氏に近い解き方をするキューバーです。彼らの解き方は黎明期の名残です。余談ですが、Kirjavaと言うRouxerは"青D"白黄LRです。恐らく彼はCFOPで青クロスだったのでしょう。